高齢者の資産運用について その4
2024/06/11
高齢者の資産運用について その4
今回は高齢者の投資リスクの件です。ご存知の通り、投資詐欺、行政なりすまし詐欺などで高齢者の投資には危険が至るところにあります。
一方で、現在のインフレ下の環境では、運用して資産の目減りを防ぐのも大事。
高齢者の資産運用は不可欠と思われます。ご自身で運用される場合、まずはパソコンのオペレーションの問題から株式は原則避け、投資信託での運用をされることを推奨します。
現状は家族信託を行っていらっしゃる方もおられます。そのご家族の方は「老人ホームに入ったら、10年くらいはお金大丈夫、と本人に言うより、ずっと大丈夫って言えないと心配」と言われていました。
まさにその通りですが、家族信託も家族内でのトラブル、悪いケースでは横領などの発生リスクがあります。
今後は、家族信託の制度改正など牽制機能を強化し、高齢者ご本人の財産を適正かつ、取るべき管理運用で、健康寿命とともに資産の寿命も長くしていくことが求められると考えています。
次回は運用する商品及び銘柄選びの件です。長くなります。