高齢者の資産運用 「トランプ氏の政策」
2024/07/16
高齢者の資産運用 「トランプ氏の政策」
現在日米共に空前の株高で、米国系の株式や
不動産所有者は恩恵を受けている状況下ですが、
可能性の高い「トランプ氏が大統領復帰」
する場合の経済シナリオを、考えてみました。
1、円高への回帰
トランプ一次政権においては、米国第一主義から
為替相場が不当にドル高であると主張してきた
トランプ氏の言動から、円高への大きな転換期となる
可能性があります。
2.移民の制限
トランプ氏は一次政権下で移民に対し制限を強める
施策を行ってきました。移民の制限は労働市場の
需給バランスを危うくするリスクとなります。
市場の逼迫(人手不足)は、米国内企業の企業活動を
阻害し、経済成長率を下げる可能性があります。
3.関税の強化
世界各国に一律の輸入関税を設定してくるようです。
米国内のインフレ懸念が再燃、また欧州や日本等
アジアの民主主義陣営の結束に亀裂をもたらす
可能性があります。
以上より、米国の国内経済、世界情勢ともに
流動的になることから、少なくとも大統領選の
前後は、市場のボラティリティ(価格変動)が
高まる予想をしています。
旧NISAやつみたてNISAを除き、米国系資産は
8月から9月にかけて、一旦6割を目処に利益確定。
その後、間をおいて、リバランス対象となる
日本国内やインドへの投資をご相談者に
進言していく予定です。