一般社団法人シニア・ライフ・パートナーズ
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認知症について その5

認知症について その5

2024/05/24

認知症について その5

4.認知症の方への接し方

前回の記事で、認知症になると、それまで思いもつかない
いろんな事故が発生することをお伝えしました。
今回は、事故防止のため周りの方々どのようにしたら
良いかを一緒に考えます。

「ユマニチュード」
この言葉をご存知なら、基礎理解の深い方だと思います。
フランスの研究者が考えたケアの手法で、接し方、
つまりケアがうまくいくには写真の通り「みる」「話す」
「触れる」「立つ」の4つの柱を提唱されています。

4つの柱は認知症の方を大事に思ってますよ、という
思いの伝達手法です。
「みる」
より近い位置で、その方の目線の高さに合わせて
ひざまづき、正面から見つめること。
「話す」
命令形や否定の会話にならないよう、「こうしましょうか」、
「〇〇されては如何ですか」という柔らかみのある
話し方。
「触れる」
背中、肩に触れる、痛みのある箇所を撫でて差し上げる、
「みる」と連動して手を柔らかく包み込む。
「立つ」
下肢の機能維持のために、たとえ数分でも立ち上がる
ことを促してみる。

これらが実践的な技法です。
我々や介護スタッフはご家族とは違うので、これに
加えて訪問時のステップを踏むことになります。
その方が穏やかに過ごされるために、と考えてもらって
実践していただく方が増えることを願っています。


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