介護スタッフの苦労話
2024/05/15
介護スタッフの苦労話
最近でこそ処遇の改善が進む介護スタッフですが、
2010年初頭の状況は大変でした。
ただでさえ夜勤を伴うシフト制の勤務体系である上、
移動介助などで腰を痛めた方も多数おられて、
文字通り歯を食いしばっての仕事光景でした。
加えて、ご存知の通りご利用者への虐待事件が
多く起こって、ご利用者やご家族の視線は
厳しくなってきています。
また、認知症のご利用者から逆に暴力を
受けるケースも数多く見ていますが、大半は
スタッフが泣き寝入りしないといけないものでした。
そのような背景から、離職率が高かったのです。
その頃からは事業者さんの懸命の努力により、改善
されてきてはいます。ただ、スタッフ不足が常態化
している今の状況を考えると、ご家族とスタッフが
それぞれの相互理解を深めて、協力的に対処できて
いる介護施設が一番望ましいところです。
今後も日夜情報の収集に努めていくつもりです。