HACCP(ハサップ)についてのご案内その6
2024/05/12
皆さんこんにちは。
HACCPの活用について、ご家庭向けの記事へと進んできました。
本日お伝えの内容は、これからも食の安全確保のためにも、心がけたいところなので、
お心にとどめていただければと思います。
食品衛生7S
食品衛生7Sは、「整理・整頓・清掃・清潔・洗浄・殺菌・しつけ(習慣)」の7つの要素からなり、それぞれの頭文字を取って「S」で形成される心得の方な安全を確保するには、これらの管理基準を維持する必要があります。
食品衛生7Sの目的は、目視できない微生物まで徹底的に排除し、清潔な状態を維持して最も重要な安全を確保することです。また、各工程の作業を明確化し、無駄な作業を取り除くことで生産効率を向上させ、ムダの削減にも効果を発揮しますので、以下にその手法をお伝えします。
① 整理
不要なものを処分することです。不要なものがあると、清掃が難しくなり、作業全体の効率が低下することがあります。
② 整頓
必要なものを必要な時に取り出せる状態に保つことです。どこに何を保管するかを把握することで、作業効率を高め、無駄なロスを軽減できます。
③ 清掃
ゴミやほこりを除去して清潔な状態を維持することです。毎日の掃除が一般的ですが、正しく行われているかを確認することは少ないようで、この確認作業が留意点です。
④ 清潔
従業員あるいはご家族へのしつけにより、整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌が行われ、工場内や台所内が清潔な状態を保ちます。これにより、食品リスクを軽減し、安心安全な食事を提供できます。
⑤ 洗浄
水や洗浄剤を使用して清潔に保つことです。食品に付着する汚れや微生物を除去し、使用済みの調理器具や食器の汚れも取り除きます。
⑥ 殺菌
微生物汚染のリスクを低減させるために除菌や消毒を行います。食中毒を引き起こす可能性があるため、雑菌対策を怠らないことが重要です。
⑦ しつけ(習慣)
整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌の作業手順を習慣化することです。
以上となります。ご覧のように誰でも「分かっている、できている」という思い込みのある中で、
食中毒が発生している事実があります。
それを考えると「当たり前(A)のことを馬鹿(B)にせずちゃんと(C)やる」という、作業法則の基本を
思い起こすことも大事ですね。
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