高齢者虐待その1 介護の放棄・放置
2024/09/17
高齢者虐待その1 介護の放棄・放置
高齢者への虐待は、家族関係が希薄化していく
現在、見逃されているものも含めると、おそらく
増加の一方かと思われます。
今回はそのうちでよく見逃され、虐待している
本人に自覚がないことが多い、ある意味厄介な
介護の放棄・放置についてお伝えします。
介護の放棄・放置とは、イラストのように
何か困って訴えかけている高齢者を無視
(ネグレクト)する行為で、厚労省がいう
「自覚の無い虐待」の最たるものです。
家族、あるいは介護のスタッフですら、
例えば床に倒れている高齢者を助け起こす
人間としてあるべき振る舞いを、
忙しい、寝てても問題ない、などの
勝手な理屈づけで放置することなどが
ネグレクトにあたります。
自覚がないだけに厄介ですが、
これも虐待なんですよ!と
訴え続けて、まずは自分を見つめ直して
もらうこと、介護者の過度の負担を
減らすための支援など
持続的な取り組みが必要です。