高齢者介護 「ボディメカニクスを学ぼう」
2024/09/13
高齢者介護 「ボディメカニクスを学ぼう」
先日車椅子の構造をお伝えして、一定の反響を
いただきました。今日は、その車椅子への
移乗、逆に車椅子からベッドへの移動介助の
鉄則をお伝えします。
介助をしていてよく腰痛になってしまう方が
いますが、その予防あるいは痛み軽減のための
ボディメカニクスをまず学びましょう。
ボディメカニクスは、体の関節、筋肉の動きを
考えた介護法で、介護する側は写真の通り
赤丸のような大きな筋肉で移動を支えます。
腰はピンと伸ばして腰骨が支点にならない
ようにし、される側は立ち上がり時に
介護者の首の背後に両手を回します。
足を引いて介護者に体を預けていき、
介護者は背筋、ヒラメ筋と太もも及び
お尻の筋肉の力で、起立体勢に
持っていくものです。
まだまだ、寝返りやシーツ交換時の
テクニックなどもあるので、
追々お伝えしたいと思います。
「大きい筋肉を使う」ことを覚えましょう。