高齢者の資産運用 「国内株投資」
2024/07/27
高齢者の資産運用 「国内株投資」
前回為替市場の短観をお伝えしました。
今回は為替から離れて、「果たして高齢者は
株式投資に向くのか」
についてお話します。
これまでもお伝えしていますが、90歳を超えても
パソコンを上手に操作して、株式のトレードで
大きな成果を収めておられる方も
いらっしゃいますが、業界・企業の分析などを
ベースに、時に売買の決断力を求められる
株式の売買は、投資信託による積立に
比べると、「すべての高齢者に向くものではない」
ものです。
しかしながら、ドル建の米国投信を進める
我々としては、分散投資によるリスク低減の
ために、日本国内株式も検討していく必要がある
とも考えています。
(投資は自己の判断と責任で行ってください)
もし高齢者が新NISAでの国内株式投資を
検討されるなら、新興企業への投資で一気に
キャピタルゲインを狙うのではなく、
国内株式の投資信託か、堅調な業績の持続性を
有する大企業の高配当銘柄が長期的に配当を
非課税で受け取れるため、最も適していると
考えています。
次に株主優待銘柄は、ご家族やお孫さんへの
プレゼントが出来るので、優待を含んだ
総利回りが高いものは、長期保有目的で
検討されて良いでしょう。
写真はオイレス工業(6282)という
無給油での軸受けベアリングでたくさんの
特許をもつオンリーワン企業の優待です。
ポイント制で4000種類の優待品目があります。
但し、優待制度は海外株主が受け取れない
場合が多く、株主の公平性に欠けるとして、
日本取引所は縮小方針であること、また企業の
業績不振で突然取りやめとなるリスクが
あることもご承知の上、検討してみてください。