高齢者の資産運用について その6
2024/06/18
高齢者の資産運用について その6
最終回として、今日は高齢者の資産運用についての考えをまとめます。
まず、高齢者が初めて資産運用を試みることについては様々なリスクがあることを
お伝えしました。
かといって、時代がインフレの現況では、預貯金での購買力は落ちる一方ですから、
預貯金のみで安心・安全な老後が過ごせるかというと疑問符が付きます。
「とはいっても、私は資産が目の前で減ることについて
耐えられないから踏ん切れないのです」というお声も
たくさんいただきますので、そうした場合、
我々は「多少失敗しても取り戻せる範囲で如何ですか」と
お伝えしています。
・映画、旅行、魚釣り、軽スポーツ、コミュニティ参加など、自分の趣味に使うお金を少しでも増やすためのチャレンジ
・子供や孫に、いつもより誕生日プレゼントを豪勢にしてあげるためのチャレンジ
このような小さめの目標を設定して、月額で数千円から数万円のつみたてNISAの投資を
チャレンジしてみること。
バラ色の老後を目指して、生活設計そのものを大きく変えるという考え方よりは、
比較的無難にスタートができるものと考えます。
昔の「投資は楽して稼ぐもので、子供達には教えるべきでない」という時代は終焉を迎えました。
それぞれが自己責任で、自分のできる範囲での資産運用をしてみては如何でしょうか。
現在のつみたて投資の実績では、4~5年の中期的な
投資期間を設定すれば、悪くない成功率になっていることを
最後にお伝えしておきます。
おわり