一般社団法人シニア・ライフ・パートナーズ

認知症について その4

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認知症について その4

認知症について その4

2024/05/22

認知症について その4

3.これまで起こった事件・事故

認知症の方の大きな事故リスクとしては、
不意の行動による転倒・大腿骨骨折が
あげられます。
例としてはホームで入浴を嫌がられ、裸で
逃げ出そうとされた際、スタッフの制止が
かえって災いとなり転倒、骨折された
ケースがありました。
入院されるとトランスファーショックという、
認知症の悪化要因がある上、骨折の激痛、
身動きできないストレスで一気に症状を
悪くされ、お亡くなりになりました。

他には喧嘩したご入居者を押して転倒させ、
被害者が亡くなられたケース、冬の寒い中
離設されて行方不明となり、低体温で
発見され病院に長期入院となったケースなど
本当に不意の事件・事故が発生するリスクが
認知症の方にあります。
ホーム側も様々な対策をされ、ご入居者同士の
相性を考えた席の配置や、認知症の方に
専用のリビングスペースで過ごしてもらって
見守りを強めにするなど、努力されていますが
24時間完璧な見守りを求めるのは、ホーム側に
とっては過酷な要求と言えるでしょう。

我々後見人側としては、訪問頻度を調整しながら
入居者ご本人、ご家族、介護スタッフのより密接な 
コミュニケーションを実現することで、
側面的ながら事故防止の助力ができるよう
努めています。


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